【バリ島便り④】ガムラン工房を訪問(リンディさんとの再会)

ガムラン工房(ギャニャール県ブラバトゥ)
ガムラン工房(ギャニャール県ブラバトゥ)

バリ歴のお正月「ガルンガン」になるといつも「ケンケンカバレー?、スガールバユネー」とおどけた新年のご挨拶の電話をかけてくれる、パンデーというガムラン楽器職人の家系に生まれたイ・マデ・リンディさん(写真下)。

 

最近連絡がないので心配していたら、やはり病気を患い、少々歩行は大変そうだったが、おしゃべりは昔のまま元気。宮城教育大学のゴング・クビャールやこどもの城の楽器の調律のためにわざわざ来日してもらった時、桜がきれいだった思い出話しにしばし花を咲かせました。

この大きな手は温かく柔らかい。しかし一旦作業が始まると手はペンチなどの道具と化し、金属、木、皮などの素材を軽々と加工していく(ガムラン楽器職人 リンディ氏)
この大きな手は温かく柔らかい。しかし一旦作業が始まると手はペンチなどの道具と化し、金属、木、皮などの素材を軽々と加工していく(ガムラン楽器職人 リンディ氏)
皆さんの周りにある殆どのバリガムランの楽器は、こちらのリンディさんの手が何らか加わって出来た楽器ばかりだと思います。楽器の素性を確認出来る方は是非チェックしてみて下さい。そこには新たな秘密が隠されているかもしれませんよ。
ガムランの鍵盤を加工中
ガムランの鍵盤を加工中
プラスチック製の鍵盤釣り紐を作る少年
プラスチック製の鍵盤釣り紐を作る少年
リンディさんの長男イ・ワヤン・スパルタ氏と
リンディさんの長男イ・ワヤン・スパルタ氏と
昔から良く知っていた息子さんは立派に成長し、完全にリンディ氏の仕事を受け継いでいるように見えました。
これから新たな息子さんさんの時代に突入!いい楽器を沢山作って下さい。これからも宜しくお願いします。(飯田)
バリのご馳走「バビクリン」をいただきました
バリのご馳走「バビクリン」をいただきました