ガルンガンとクニンガン(バリ島の祝日)

ペンジョールが並ぶ通りと寺院へ参拝するバリの人々
ペンジョールが並ぶ通りと寺院へ参拝するバリの人々
Selamat hari raya Galungan dan Kuningan!

先週の水曜日(4/5)は「ガルンガン」というバリ島の祝日でした。(ガルンガンについての詳しい説明はこちらを参考ください→(外部リンク))

先祖が各家庭に帰ってくることから、日本のお盆のような日とも言われています。竹でできたペンジョール(写真)が依り代となり、先祖や神々はそれを目印に降り立つのです。(日本の正月の門松のようですね)

身を清め美しい民族衣装に身を包んだ人々は、寺院へ参拝にいきます。その様子は、古き良き日本の正月のようでもあり、遠い南の島のことなのに、不思議にどこか懐かしさを覚える人は多いのではないでしょうか。
「ガルンガン」の10日後の土曜日(今年は4/15)は、「クニンガン」といい、先祖や神々が天界へ帰っていく日(日本でいう「送り盆」)と言われています。
 
ガルンガンからクニンガンまでの間はほとんどの学校はお休みです。島全体お祭りムードが漂っていますので、なかなかそんな中でいつも通りの生活は難しいですよね!つい浮き足立ってしまうものです。

この間、子供たちはガムラン楽器にバロン(動画、日本の獅子舞と似ていますね。こちらはイノシシのバロン「バロン・バンカル」Barong Bagkal)を伴って街を練り歩き、各家々を回ります。縁起物なので、小さなバロンと演奏者たちはあちこちの家に呼ばれては小銭をもらい、ガムラン演奏とともに舞いを披露します。

小さいうちから遊びながらガムランや踊りに触れているので、子供ながらもなかなか本格的!

そんなわけで、この期間にバリ島へ訪れるとバロンによく遭遇します。ちなみに小銭が少額過ぎるとほんのちょっとしか踊ってくれません〜(笑)
IMG_52471C161F87-9343-4A06-B1AE-4F34ADBB4D45

(2016.2月 ウブド近郊のマス村にて撮影)