【ジャワ島発信!】アンクルン工房はディスコと化した?!

〜音楽・踊り大好きなジャワ島スンダ人気質を垣間見た!〜

振ると「カラカラ」心地よい音を奏でる「アンクルン」という竹楽器をご存知の方も多いのではないか。インドネシアの空港のお土産物店などでは必ず目にするインドネシアを代表する民族楽器の1つだ。

民族楽器でありながら、「ドレミファ・・」の音階を取り入れたために独特な進化を遂げたこのアンクルンは日本にもファンが多い。同種の楽器はタイ、マレーシア、フィリピンなどの国にもあるが、日本にあるアンクルンの殆どがここインドネシア・バンドゥン産のものだ。

アンクルン工房の昼休み、若いアンクルン職人が5人ほど集まり、アルンバ(竹のベースチャイムや竹のマリンバなど)という竹楽器の軽いリハーサルをしていた。カメラを向けると突然ヒートアップし、みんなでやいのやいの。警備のおじさんも踊りで飛び入り参加し一瞬ここはどごだかわからなくなるほどの盛り上がり。超陽気なスンダ人気質を垣間見させてもらった。
(飯田茂樹/インドネシア・ジャワ島バンドゥン市からレポート)

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踊りで飛び入り参加の警備のおじさん。お金をかざしながら踊るとボルテージはマックスに!

 

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メンバーが700人もいる子どもアンクルの演奏。この音のカオス感がたまりません。

 

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アンクルン作り最後の調律作業。竹の横部分を削り音を下げながら正確なピッチに落とし込んでいく。

 

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ガンダさん、いつも質の高いアンクルンをありがとうございます。

 

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信じられないほどの量のアンクルン。ここからインドネシア国内にとどまらず、世界各地に向けて送られていく。