デワ・ライさん、デドさんとガムラン交流会

ガムラン演奏家(作曲家・舞踊家)デワ・ライ氏、デド氏(両者とも芸能集団スダマニ/バリ島ウブド)の来日に合わせ、ジベカ主催で交流会を開きました。

 

最初のデド氏のバロン・ダンスの実演だけでも充分(?)なスペシャルな時間でしたが、その後実際にガムラン(ゴング・アンクルン)をデワ・ライ氏とデド氏から教わるという貴重な機会に、皆さん時間を忘れて没頭の様子。

 

「考えるな、感じろ」なんてブルース・リー的なガムラン体験。しかしこれぞ『バリ・ガムラン』ではないでしょうか。最後は「コテカン」(ペアでメロディとリズムが入れ子になる演奏技法)も加わり、あざやかなガムランの響きで部屋中いっぱいに満たされました。

 

ガムラン初心者も経験者も一緒に、ここに集まった皆さんで作り上げることができた素晴らしい瞬間だったと思います。ご参加ありがとうございました。

 

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「パングル(バチ)は手首を柔らかく持ちましょう~」
ガムラン(gamelan)の語源「ガムル(gamel)」の意味は「叩く」ではなく、「掴む」を強調していたのが大変印象的。一瞬会場がざわめきました。デワ・ライさんによるガムランのお話しは大変興味深いものでした。

 

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デドさんによるバロンのレクチャー&実演タイム。今回バロン・ダンスは頭だけを使い、通常バロンの胴体で隠れている踊り手が 直に見える状態で踊っていただいたので、まさにデドさんがバロンと一体となっている様子がよくわかりました。

バロン・ダンス実演後は「かっこいい~」という声があちこちから。

 

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指導しているうちにどんどんノリノリになるデワ・ライさん。バリのスニマン(芸術家)ここにあり、です。最後まで全力で教えてくれました。

 

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「自分はバロンの分も食べないといけない」日本食が大好きなお茶目なガテン系?デドさん。ただし刺身だけはチョバチョバ(少しずつ試している状態)とのこと。
会の最後は恒例(?)お決まりのアグムルチュー(バリダンスのオモシロポーズ)で記念写真。

 


この日の昼間は元気な小学生(1~3年生、44人)を相手にガムラン交流会でした。子供たちはガムラン初体験!初めはドキドキの様子で楽器に触れていましたが、次第に大胆に…!「叩いて止める」というガムラン特有の演奏方法もマスターしました。

 

お二人とも毎日忙しくお疲れだったはずなのに、たくさんの日本の子供たちにガムランを紹介できたことが嬉しかったようで、子供たちに向けるやさしい笑顔が印象的でした。

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オマケ:慌ただしい滞在でしたが日本を満喫して無事帰国されました。改めて、本場はスゴイ!カッコイイ!!デワ・ライさん、デドさん、ありがとうございました。

Terima kasih banyak bpk Dewa Rai, bpk Dedo...! Suksma.