ガムランは演奏だけではなく、踊りと一緒がマストですよ
(ほくさい音楽博 出演1週間前のリハーサルからのリポート/2018.02.11)
東京のバリガムラン界で80年代から第一線で活躍してきた鳥居誠さんが、バリ島バトゥアン村出身のコマンさん(本名: ニョマン・スダルサナ)とガムラン初心者(ほとんど)の子ども達と一緒にガムラン活動をしていると聞き、墨田区のさくら橋コミュニティーセンター(児童館)を訪れた。
まず建物に入る前からガムランの音が聞こえ、ご近所的に大丈夫なのかと心配になった(日曜日朝9時半過ぎ)。しかし建物の中に入りその心配は払拭された。長く地元に根ざした活動をしてきた施設なんだなと、感心すると共にうらやましく思った。
小学校低学年(1〜3年)を中心に十数名の子どもたちが、ガムラン演奏と踊りに分かれ、数名の親御さんと共に、来週に迫った本番(ほくさい音楽博)に向けての最後の練習を行っていた。
子どもたちの年齢が低いから、なんでこんな事してるのかなと、ふわっと参加している子どももいれば、大人顔負けというか、伸びちぢみするグルーブ感にしっかり対応する子どももいる。いろんな子どもがおもいおもいに参加していて面白かった。
「ほくさい音楽博」(主催: 東京都、アーツカウンシル東京 他)では、ガムランをはじめ、サンバ、スティールパン、河内音頭、義太夫ほか多種の子どもたちの発表が行われ、子どもたちのためのワークショップ体験コーナーも充実している。
私も3年前まで約30年間、子どもと世界の民族音楽文化を近づける仕事をしてきたので、このような活動は単発的なイベントに終わらせないよう、継続的に続けられる体制が作られる事を切に望む。次世代を担う子どもたちは国の宝なのだから。(飯田茂樹)
ゴング演奏は子どもたちの中では年長者、小学5年生のベテランさん。
バリス・グデ指導のコマンさん(正式名はニョマン・スダ
鳥居さんじきじきの衣装着付け。将来大物になるぞ(笑)
また、一緒にガムりましょうと熱く話しました。その節は